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第一次大戦中のイギリスの複葉機、ブリストルファイターです。 このキットのメーカーはニュージーランドの「WINGNUTWINGS(ウイングナットウイングス)」という名前の新興メーカーで、 映画「ロードオブザリング」の監督が出資して設立されたことで話題になってます。 また、キットは基本的にメーカーWeb直販でしか手に入りません。 メーカーの直販サイト 【1/32 Bristol F.2b Fighter】 1/32プラスチックモデルキット 定価 US$79.00 メーカー:WINGNUTWINGS |
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2009/12/13(日) 艦船モデルを連続して完成させてきたけど、ここでちょっと航空機を作ってみたり。 しかもなかなかマニアックなメーカーにマニアックな機体。 航空機は初めてなので参考になるページを探したんだけど、日本語のページでは 買った人は見つかるけど完成させている人が見当たらない・・・。 まあ、何とか完成させます(笑)。 で、箱の中身は左の画像の通り。 一目見て飛行機だと分かるパーツが色々。 |
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引き続き内容物。 複葉機なので主翼は肉厚のパーツで上下左右で4枚成型されてます。 |
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小ランナー。 左の2枚は同一ランナー。 右はエンジンパーツ。 |
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こちらは風防などのクリアパーツと、少々のエッチングパーツ。 |
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んでもってデカール。 結構大判です。 本キットは実在した5種類の機体のいずれかを選択して製作できるようになっているので、 それぞれの機体用に異なるデカールが含まれています。 |
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早速組み立て。 説明書通りコックピットから行います。 で、最初はシートの組み立てなんだけど、メーカーの直販サイトにはTipsがちょっと載っていて、 そこではシートの一部を裏から削って、成型状態では埋まっている網目が抜けるように工作をしていたので、 それに習って裏をデザインナイフで削りました。 気をつけてやらないといきなりアウトになってしまうので慎重に・・・。 (Tipsにも「慎重に」って英語で書いてありました(笑)) |
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コックピットの仮組み。 パーツのダボがスナップフィットほどではないけどしっかりしてるので、 ほとんど接着せずにこんな状態に組めます。 塗装指示が細かくあるので、これらのパーツは塗装してから接着していきます。 いきなり時間が掛かりそうだけど、ゆっくり、じっくり進めていきます。 |
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2010/01/03(日) コックピット塗装しました。 やたら時間掛かりました。 説明書の最初の方に使用する塗料の一覧表があって、タミヤカラーと知らない塗料が書いてあるんだけど、 ミスターカラーを使いたかったので似た色やそれっぽい色を作るのが面倒だったり。 更に、組み立て図はカラーページなんだけど、塗装指示は色の名前が全てアルファベットで置き換えられていたので一覧表とにらめっこしたり。 使う色数ものっけから多いのでなかなかテンション上がりませんでした(笑) 一応、墨入れとドライブラシはしてあります。 |
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さっさとコックピットを組み上げてボディと合わせて見たの図。 メーター類はデカールです。 まだコックピットの作業は布表現用のエッチングと、ワイヤー張り(リギング)が残ってます。 あとは、ボディとの合わせ目の処理が難問。 まあ、コックピットさえ出来れば3割は終わったようなモンです。 まだ終わってないけど(笑)。 |
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2010/01/06(水) コックピットの完成。 操縦席、銃座のそれぞれにエッチングのシートベルトを取り付けてます。 リギングは0.2mmのピアノ線でやってます。 ピアノ線を選んだ理由は塗装しなくてもいいから。色も質感もいい感じです。 線のレイアウトは説明書に詳しく書いてあるのでその通りやれば間違いないです。 一部省略してるけど・・・(笑)。 ちなみにピアノ線って昔から知ってるけど初めて触りました(笑)。 |
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機体本体というかボディ。 左右張り合わせになっているので、内側を塗装してから、合わせ目を消すために接着剤多めで接着。 このままクリップで挟んで数日置いておきます。 クリップ汚くてすみません(笑) コックピットは後からはめるようになってるんだけど、クリアランスがギリギリでちょっと心配。 でも組み立てやすいパーツ割りだとは思うかな。 |
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2010/01/09(土) 本体の接着が硬化するまで別の作業。 エンジンのステーとか車輪とか主翼とかの表面処理と仮組み。 主翼を組み立ててその大きさにビックリしてみたり。 両翼を組み上げると全幅37.5cmにもなります。 片方の翼だけでボディと同じくらいの長さ。 なんか急にでかくなった(笑)。 |
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主翼のフラップは接続部が非常に小さいので、ピンバイスで開口して0.3mmの
真ちゅう線で補強してしっかり固定。 尾翼も同様に処理する予定。 |
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2010/01/10(日) 本体の接着が硬化した感じなので、合わせ目を消して塗装の準備。 機体内部をしっかりマスキングしたの図。 |
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塗装後。 主翼は上下ある内の下だけしか塗装して無いけどそれでも大きいのでちょっと大変でした。 画像はコックピットを組み付けて、更に車輪と主翼基部も付けたの図。 やっぱりコックピットははめ込みがきつかったです。 多分ピアノ線のせいなんだろうけど何とか強引に接着。 機体色は黒をベースにオリーブドラブでパネルラインが少し残るように立ち上げ。 シルバー部分はスーパーファインシルバーに白と黒を足したもの。 まだスミ入れやレタッチ、ウェザリングなどは一切してません。 |
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2010/01/17(日) 尾翼にもフラップを取り付けて塗装、組み付け。 尾翼は断面が薄いので真ちゅう線で補強するための開口は慎重にやります。 特に、垂直尾翼がやたら薄いんだけど、何とか0.3mmの穴は開きました。 残りの上部主翼の塗装も終わりました。 これで面積の広い部分の塗装はひと段落。 このあとスミ入れしてデカールを貼ってウェザリングをしてつや消しクリアーも吹いたら次に進みます。 |
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2010/01/18(月) デカールとかの前に上部主翼のボディ側の黒い支柱4本を接着して、上部主翼も仮でくっつけてみました。 たった4本の細い支柱でも、ボディ側への接続ダボが長いためにそこそこしっかり主翼を保持できます。 ただ、後ろの2本はコックピットブロックのピアノ線でリギングした部分に干渉したのでダボを薄く削ってます。 (赤い矢印の差し込むところ) ここまで組むと大きいだけじゃなくて結構重いです(笑)。 |
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2010/01/20(水) デカール貼りです。 パーツ表面にディティールのある部分もマークソフターを使って貼れば密着できます。 垂直尾翼はデカールの端が余るので、画像のようにエッジをマークソフターで延ばしきってからデザインナイフとかで取り除きます。 |
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主翼の丸いマークはフラップの部分で分割されるので貼る前にあらかじめ切っておきます。 切る印とかはないので目測で。 で、この丸いマークの下にパーツを付ける穴が隠れてしまうので、爪楊枝とかで刺して開けます。 (赤い矢印の部分) デカールを貼るとどこが穴だか分からなくなっちゃったりするので、反対側の翼とにらめっこしながら開けました。 |
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デカール大体終わりました。 このあとつや消しでデカールのコートをするんだけど、また後日。 デカールを貼ると一気に見た目が華やかになったなーと。 |
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2010/01/23(土) 上下の主翼を繋ぐ木製の支柱。 木の質感を出すために、下地をクレオスのオレンジっぽい木の色(サンドイエロー+サンディブラウン+キャラクターイエロー)で 塗装した後、タミヤアクリルのレッドブラウンを溶剤で薄めて平筆で木目を書きたい方向に塗っていきます。 んで、クレオスのスーパークリアー光沢でコート。木っぽくなってる・・・うん、なってる(笑)。 エナメルなので失敗したらクリアーでコートする前にエナメルを落として何度でもチャレンジできます。 デカールを貼って、その後更にデカールを保護するためにスーパークリアーを吹き付けます。 |
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んでもって下側の主翼に8本の支柱を接着したあと、上部の主翼を歪みのないように取り付けます。 既に全体にスーパークリアーつや消しでコートしているので、つやが整っているのに加えて色が少々明るくなってます。 |
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2010/01/24(日) エンジンを前後から。 貼り合わせて接着する部分は何日か前にあらかじめ接着を済ませて置いたので組み立てと塗装は特に問題なく終わりました。 画像では排気管がまだ付いて無いけど、既に塗装と組み付けが終わって、エンジンもエンジンステーに接着しました。 |
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2010/01/26(火) ラジエータとエンジンカバーの塗装、組み立て。 吸気口のスリットは開いた状態と閉じた状態の選択式なので、開いた状態を選択したんだけど、 このパーツはド真ん中にパーティングラインが来るので消すのが面倒だったり。 次回からは端っこに来るように設計してください(笑) エンジンカバーは、説明書に「外して飾るのがオススメ。エンジンの細部が見えるよ。」みたいな事が書いてあったので接着してません。 |
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で、エンジンカバーだけ本体にはめてみたところ。 うーん、こっちのがシルエットがかっこいいんだけどやっぱりエンジンはほぼ隠れちゃう。 「くり饅頭はおいしいけど食べたらなくなっちゃう」という類のジレンマ(笑)。 一見、完成後に着脱できそうなんだけど、空中線のリギングをしっかりやると取り外しは不可になっちゃうっぽいです。 |
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2010/01/31(日) ボム、機銃、プロペラの塗装と組み立て。 ボムの緑と赤のラインはデカールです。 プロペラの赤い帯は完成見本だと塗装っぽいんだけど、余った赤いデカールを切って貼りました。 これでキットのパーツは全部仕上がったので、あとはリギング(張り線)です。 |
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という訳でリギング。 説明書には0.15mmと、0.1mm×0.3mmという断面が真円ではないワイヤーの2種類を使うように指示があるんだけど、 今回は0.2mmのピアノ線で統一してます。 上下の主翼には線の両端のガイド穴が開いているので楽・・・と思ったら、 長さの調整がシビアで、なかなかピンと張った状態に出来なくて思うように進みません。 しかもこの機体、よく見ると他の機体より線が多いような(笑)。既に24本の線を張ったんだけど半分も終わってません。 来週はワンフェスなのでその前には仕上げたいけど、 これはちょっと終わらないかも。 それ以前に、まとめて買ったピアノ線が足りない予感・・・。 |
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2010/02/14(日) ワンフェスでちょっと間が開いちゃったけどリギング続き。 既に張った24本に加えて今回20本張ったところでピアノ線がなくなりました(笑)。 主翼はほとんど終わりで、尾翼とか用に短いのは何本か余ってるんだけど、それを着けてしまうと取り回しが困難になるので追加のピアノ線が届くまで作業は中断です。 既に大きいせいで取り回しは大変なんだけど(笑)。 |
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完成も間近なので、移送用の保護ケースを作ってみたり。 実はこのキット、委託で製作してるので、完成したら依頼者に渡す必要があるんです。 今作っておけばキットが完成する前にケースの接着剤も硬化していいかなーと。 ちなみに塗装を全く伴わないこういう作業はWebラジオのストックを聴きながらしてます。 |
という訳で、暮れから製作開始してようやっと完成したブリストルファイター。 今回初の航空機にチャレンジした訳だけど、特に失敗らしい失敗もなく無事完成させることが出来ました。 艦船モデルと違って、サイズ的に1つ1つのパーツが具体的で実感があってなかなか楽しかったです。 説明書も随所に実機のアップの写真が掲載されていたり、リギングの図も詳細が分かるようになっていたりしてとても質が高かったと思います。 (パーツ番号の間違いと、工程番号の間違いがあったけど(笑)、まあ、これは作っていれば気づくので問題ないです) あとは塗料の選択肢にミスターカラーがなかったので、近い色を選んで使ったり、組立図の色指定が記号でしか示されていないために いちいち最初のページの色と記号の対応表を見比べなくちゃいけないというのがなければもっとよかったんだけど。 (対応表はどっち道ミスターカラーを使ったので自分で表を別に作って対応しました) ともあれ、完成写真まで撮ったこの段階で自分は満足。 あとは依頼主に渡して終わりです。 (製作報酬はこのメーカーのキットもういっこ(LVG C.VI)です(笑)) さて、次はまた船か、もしくはガンプラとかのロボキットでも作ろうかちょっと迷ってます。 部屋がまずい事になってるのでなるべく箱の大きいキットから、と思ってるけど(笑)。 |