1/35アウトブリンダAB40製作記。



第2次世界大戦で活躍したイタリアの装甲車で、タイヤを鉄道用車輪に履き替えたバージョンです。 4輪駆動、4輪独立サス、4輪操舵がレールの上でも意味あったのかは謎だけど、レールを無理矢理走ってる感が 面白かったので買ってみました。

8mm機関砲を回転砲塔に2門装備したのがAB40で、ほかにも20mm機関砲を1門搭載したAB41もキット化されてます(通常のタイヤ装備)。


【1/35アウトブリンダ(autoblinda AB40 Ferroviaria)】
1/35プラスチックモデルキット。
定価 4,095円 (税抜 3,900円)。
メーカー:イタレリ


2008/01/27(日)


箱を開けるとランナー4枚とゴムタイヤ、デカールと、値段の割にはボリュームは控えめ。
先に出たAB41のバリエーションキットなので、不要パーツもちらほら。


まずは組立図どおりにシャーシの組み立て。

板状のパーツを箱組みしていくんだけど、形状保持があいまいなために歪んで接着される可能性もあるので、 順番をちょっと飛ばして次はボディを組み立てて、シャーシとすり合わせを・・・

・・・しようと思ったらボディも箱組みでした(笑)。



箱組みに少々苦戦しつつ、1日目で形になりました。

このあと細かいパーツを付けていくんだけど、ガイドが無く、 自分で位置を決めて付けるパーツが多くてこれまたちょっと大変だったり。
AB40特有のパーツの中にはボディ裏にダボのガイドがあって、それを ピンバイスなりデザインナイフなりで開口して付けるパーツもあります。
2008/02/02(土)

この車両の最大の魅力と言っても過言ではない車輪。
側面の複数箇所が思いっきりヒケてます(赤矢印)。しかもご丁寧に4つとも。 これを瞬間接着パテ(アルテコ)で全部埋めます。



表面処理が終わったら早速塗装。
キットの箱の側面にあった完成見本写真だとボディにグラデーションが掛かっていたので、 それに習って下地→立ち上げというガンプラ的な塗装をします。

下地の色はウッドブラウン+マホガニー。線路の枕木も同じ色で塗ってます。

そしてボディはダークイエローで立ち上げ。
アウトブリンダAB40完成 2008/02/03(日)

完成。

ボディ色はダークイエローで立ち上げ後、エナメルのジャーマングレーでウォッシング、エナメルの 錆び色(ドーラ製作記参照)で錆び表現、その後エナメル溶剤を付けた綿棒で拭き取り。
さらにクレオスのダークイエローに白を加えた色でドライブラシ。
線路は、レール部分を黒鉄色でベタ塗り後、錆び色でウォッシング、シルバーでドライブラシ。車輪も同様。
枕木はウッドブラウン+マホガニーで塗った後にダークイエロー単色でちょっとしつこくドライブラシ。
最後にレール以外をスーパークリアーつや消しでコート。
アウトブリンダAB40完成

スペアのゴムタイヤは塗装前にメタルプライマーを噴いてます。

外側のスペアタイヤの取り付けはホイール同士を繋ぐジョイントパーツの接着面の確保が難しく、非常に難儀しました。
アウトブリンダAB40完成

後ろから。

こちらが前でも違和感ないというか、こちら向きでも走れるようで。
マフラーはレールや車輪と同じ塗装で、錆び色を多めにウォッシングして、つや消しでコートしてそれっぽくしてます。
アウトブリンダAB40完成

真横。

線路の長さは箱にも書いてあるけどきっかり18.5cm。
もうちょっと長くてもよかったかな。
アウトブリンダAB40完成

と、いう訳でアウトブリンダ、パーツ点数の割りに組み立てに苦労したけど、満足のいくキットでした。


次は・・・またレールの上のAFVかも。

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