ドイツレベル 1/72「ファウンSLT50-3ELEFANT(エレファント)」製作記。



ドイツ軍の現用の戦車運搬車両(タンクトランスポーター)です。
トラックとトレーラーのセットとなっています。
パッケージに描いてあるトレーラーに載っている戦車はキットに含まれません。

このキット内容にプラスして、トレーラーに載せるPzH2000自走砲(1,890円)とフェネック偵察車(2,100円)がセットになってこのキットよりも安い大盤振る舞いのパッケージも存在します。
ていうか、トラックとトレーラーだけで7,000円超えるこのキットが値段設定間違ったんだと思う(笑)。


【1/72「SLT50-3ELEFANT&SaAnh.52t.】

1/72プラスチックモデルキット

2007年頃発売。
定価 7,770円(税抜 7,400円)
メーカー:ドイツレベル


パーツ群。濃い成型色は見づらいのであんまり好きじゃないです。
トレーラーの上部にヒケが見えるけどペーパー掛けすれば消えそう。
いくつかパーツがランナーから取れていたり、パーツが折れていたりしたけどまあ、補修できるレベル。




引き続きパーツ群。こちらは足回りとか。トラックとトレーラーのセットなのでパーツは多め。
タイヤがゴムじゃなくてプラなのが嬉しい。
トレッドパターンの再現性とかを求めるならゴムだけど、劣化や周りのプラパーツへの影響を考えたら プラの方が安心できます。
箱を開けて初めてプラだと気づいたくらいミニスケールの割によく出来てる方だし。

キャビンのガラス用の透明プラ板と、デカール。
透明プラ板はタミヤの0.3mmの半分くらいの薄さ。ミニスケールには重宝するかも。

2011/03/20(日)

製作開始。
トラック部分のシャーシを組んで、車輪をはめ込んで裏返した状態。この手の車両はシャーシの密度感が気持ちいいです。
車輪は説明書の工程では後のほうで組むことになってるんだけど、接地を確認するために先に組んではめ込んでます。
全長はトレーラー部分を接続するとこれの倍以上になります。

ちなみに今回も念のため中性洗剤とぬるま湯でパーツ洗浄してます。
パーツが細い上にプラの質が固めなので力を入れないでさっと。


2011/03/21(月)

キャビンのガラス部分の切り出し。
付属の透明プラ板を説明書の図に従って切り出します。
図は原寸大じゃないので、寸法の数値だけ参考にしてほとんど現物合わせで切ってます。
微調整はニッパーで。
透明プラ板は半分以上余るので失敗しても安心です。


キャビンの仮付けとか、細かいパーツの組み付け、それにトレーラー部分もある程度組み上がりました。
このキットの全容は大体こんな感じ。トレーラーはひっくり返ってます。
今回は割とパーツ数は多目だけど、それでも割とすぐ形になるのがミニAFVのいいところ。

画像はちょっと明るく調整してるけど実際はもうちょっと濃い成型色です。
暗くてディティールが分かりづらいので早いとこ塗装したいなーと。
2011/03/22(火)

トレーラー後部のスロープ周り。
スロープは展開と収納の2タイプを選択して組むようになってるんだけど、 スロープの基部にシャフトとなるパーツ(164)を通してちゃんと可動するようになってます。
154,155,157のパーツはそれぞれの穴を同一線上に合うようにしないと シャフトが通らないのでスロープと一緒にすり合わせをしながら接着します。

で、最後に固定用パーツを接着することで可動しなくなります(笑)。
積み下ろし中のジオラマでも作らない限りはほとんど収納状態で組むと思うんだけど、 展開していたほうが塗装は楽なので、まだ固定はしてません。
2011/03/24(木)

トラック後部の四角い小さなパーツに目立つヒケがあったので瞬間接着パテで埋めました。
このキットで他に気になるヒケはトレーラーの上面だけど、そこは軽くペーパー掛けすれば大丈夫。


塗装に入りました。
基本色はクレオスのダークグリーンなんだけど、ダークという割には思ったより明るかったので下地は黒を足して、 立ち上げに素のダークグリーンをエアブラシで吹いてます。

この後迷彩塗装に入ります。
グラデーションをつけたあとに迷彩塗装してまともに見えるかは謎。

ちなみに塗り残しが出ないように、まだパーツはブロックごとに取り外せる状態です。
ガラス用の透明プラ板も塗装とデカール貼りが全部終わってから接着します。
理由はマスキングがメンド臭いから(笑)。
2011/03/26(土)

迷彩塗装は説明書の図を見ながらアウトラインを描いて、それをエアブラシで塗りつぶすという方法を取りました。
結局エッジはぼけちゃったけど、くっきり見えた方がスケール的に実車に近いです。

色は、黒っぽい部分がジャーマングレー、茶色はウッドブラウン。
ウッドブラウンはちょっと明るかったかも。


車輪の塗装。
トラックが8コ+スペアタイヤの1コ、トレーラーが8コの合計17コ。
タイヤ部分は黒ベースのジャーマングレー立ち上げ、ジャーマングレー+白でウォッシングっぽく表面をなぞってディティールを目立たせています。
ホイールはマスキングをして車体と同じ色を塗装。
2011/03/27(日)

フロントガラスに箱絵みたいなワイパーの跡を付けるためにマスキングをして スーパークリアーつや消しを吹きます。




2011/03/27(日)

完成。


ドイツレベル「1/72ファウンSLT50-3エレファント」完成画像

全体をスーパークリアーつや消しでコートして透明プラ板を接着、ライト類の細かい部分を筆塗りして完成。



ドイツレベル「1/72ファウンSLT50-3エレファント」完成画像

真横から。

トレーラーとトラックを接続した全長は約26cm。
スロープを伸ばした状態にすると31cmくらいになるらしい。

トレーラーの後部が浮いてるけど、これはトラックとの接続部が低い位置にあるため。




ドイツレベル「1/72ファウンSLT50-3エレファント」完成画像

トラックの正面。
シートが4つあるのが見えます。かなり幅のある車両だというのが分かります。




ドイツレベル「1/72ファウンSLT50-3エレファント」完成画像

ドライブラシは迷彩塗装の3色分の色を作って施してます。
手間を掛けた分、ちゃんと効果が出てます。




ドイツレベル「1/72ファウンSLT50-3エレファント」完成画像

後ろから。



ドイツレベル「1/72ファウンSLT50-3エレファント」完成画像

トラックを下から。
8×8(8輪駆動)なのでいい密度感です。
ちなみに足回りの塗装はボディカラーではなく、黒系にしています。
箱絵もそうだし、実車資料でもそういう感じだったので。




ドイツレベル「1/72ファウンSLT50-3エレファント」完成画像

トレーラーを後ろから。




ドイツレベル「1/72ファウンSLT50-3エレファント」完成画像

同スケールのドライジーネとホルヒと一緒に。
戦車を運ぶだけあって大きいのが分かります。




ドイツレベル「1/72ファウンSLT50-3エレファント」完成画像

という訳で、製作開始から8日、実製作日数6日で完成しました。

迷彩塗装で悩んだり、トラックとトレーラーでキット2つ分のボリュームだった事を考えるとまあこんなモンかな?
あと、せっかく切り出した透明パーツを1日に2回もなくしたりして余計に手間隙かかっちゃったりしてます(笑)。

ミニAFVは作業場所も食わないし、すぐ形になるし、サクサク作れて楽しいです。

ただ、このキットの値段はちょっとおかしいです(笑)。
最初にも書いたけど、SLT50-3はこのキット内容に加えて自走砲と偵察車が付いたものが後から発売されていて、 そっちの方が安いので、手に入るならそっちを買ったほうがいいです。

次は・・・またドイツ軍かな?



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