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アオシマ 1/700 練習巡洋艦「鹿島」製作記。



第二次大戦中の日本海軍の練習巡洋艦です。 香取型2番艦。 名前は神社から取っているそうで、茨城県の鹿島神宮が名前の由来だそうです。



1/700 練習巡洋艦「鹿島」

1/700プラスチックキット
定価 2,310円 (税抜 2,200円)
メーカー:アオシマ


箱の中身。
ごく標準的なウォーターラインシリーズのパーツ構成。
ただし、パーツはシャープでディティールも細かいです。

艦橋窓はクリアパーツで再現されています。
このキットには別売で純正の
「香取型専用木甲鈑シート&エッチングセット」
なる便利なものが出ているのでそれを使います。

こちらはセットの内の木甲鈑シート。
(香取型は日本の巡洋艦では珍しい木甲鈑を採用しています)

画像上から2枚は後ろ半分、一番下が前半分に使うもの。
後ろ半分用は香取と鹿島の構造物の違いを考慮して2種類入っています。

※今回木甲鈑シートは使いません。勿体無いけど・・・。
こちらは木甲鈑と一緒に入っているエッチング。

手すりは専用ということもあってきっちりした長さと、曲げが必要な部分には折れ線が入っている親切仕様です。
鹿島は武装が増えたりしている分で手すりをカットする必要がある部分があります。
2012/06/09(土)

香取型の金型が1年前くらいにリニューアルされたのをつい最近知ったので早速買って製作開始。

まずは船体をボルトでベースに固定するための作業。
先日買ったタミヤの海面プレートAをPカッターでベース(WAVEのTケースWS)のサイズに切って、船底、ベースと共に 3mmの穴を2ヶ所ドリルで開口、ナットを2mmプラ角棒と1mm厚のプラ板で囲うように船底に固定してボルトを閉めてみます。
今回も海面プレートの厚み分、長いボルトを使用してます。
長すぎる分はベースの裏にスペーサーとして穴を空けた1mmプラ板を何枚か重ねて接着して調節してます。

バラスト(重りの金属板)もプラ板を接着して押さえにしています。
2012/06/10(日)

船体の板目表現をサフの厚吹きで表現。
起重機船1号の時とはちょっと違って3回に分けてマスキングする方法を採用してます。

まず、タミヤの6mm幅のマスキングテープを半分の3mm幅に切って3mm置きに2枚貼って、サフを厚吹き、乾燥。(上段)
次に、マスキングを貼っていない部分に2cmくらいに切った3mm幅のマスキングテープを2cm位の間隔で貼って、2度めのサフ。(中段)
最後に、最初に貼った長いマスキングテープ2枚を剥がして、そこに2cmくらいに切ったマスキングテープをまた2cm位の間隔で貼って、3度めのサフ。(下段)
この時2度めに貼ったマスキングテープと前後に1cmずらしてレンガ模様になるようにしています。


乾燥したらマスキングテープを全部はがしてこの通り。
これを考えた人は頭がいいと思います。

元々金型リニューアルがされた鹿島は舷窓にヒサシが付いていたり、 大戦後期に窓が塞がれた表現までしてある力の入りようなんだけど、これで更に情報量が増えます。




サフが乾くのを待つ間にアンカーチェーンのモールドを削り取って金属チェーンに置き換える作業をしてました。
オーバースケールではあるけど、いわゆる模型映えという奴を重視しての定番工作です。

画像では甲板の艦橋近くのホースリールのディティールもエッチングに置き換えるために削っています。




木甲鈑の表現。
戦艦日向の時にやったのと同じで、0.4mm幅のマスキングテープを使って4色に塗り分けて木目表現をします。
純正エッチングとセットで入っている木甲板シートを使えばこの手間は無くなるんだけど、 塗り分けたほうが自分の好みの色になるのと、シートの厚みの分だけ構造物が埋まるとか、 時間が経つと反ったり剥がれたりする可能性とか、色々考えて塗り分けを選びました。

マスキングテープを全部剥がしたあと、構造物付近をレッドブラウン+黒でシャドー吹きして陰影も付けました。

艦橋周りのエッチングも取り掛かりました。




艦橋窓の脇にある支柱を切り取って0.3mm径の真ちゅう線に置き換え。
艦橋は船の顔なので効果的なディティールアップかなーと。






2012/06/11(月)

今回も舷側の手すりは塗装後につけることにしたので甲板と船体の塗装を先に済ませます。
艦橋のリノリウム部分をクレオスのレッドブラウンで塗装して、既に塗装済みの木甲板と一緒にマスキング。
この状態から船体色を吹きます。
船体色は今まではかなり明るめにしていたんだけど、今回はやや暗めにしています。

塗装が終わったら甲板と船体を接着。
その他はループアンテナやカタパルト、ラッタルなどのエッチングも組み付けてます。


2012/06/12(火)

25mm連装機銃と三連装機銃はキットのパーツではなくファインモールドのナノドレッドを使います。
画像下のほうがナノドレッド。大きさとシャープさ、ディティールの細かさが全然違います。

また、探照灯台はブルワークではなく手すりなので、ブルワークを削って手すりを接着しています。


絡車(ホースリール)の製作。
あらかじめ甲板などにモールドされている絡車のディティールを削っておいて、エッチングに置き換えます。
使用したエッチングはジョー・ワールドの「IJN防水扉&リール」で、大小の絡車が沢山入っていてオトクです。

で、ホース部分はエバーグリーンかどこかの0.5mmプラ丸棒を芯にして、フラッグシップの0.14mm径のほそーい銅線をひたすら巻きつけて、 瞬着をプラ棒をなぞるように塗って、硬化したら絡車の幅にデザインナイフで切ってエッチングに接着して出来上がり。

鹿島には8コあるので8コ作りました。

細かい作業だけどやれば何とかなるもんです(笑)。


2012/06/13(水)

煙突のジャッキステーのモールドを削って、ジョー・ワールドのジャッキステーのエッチングを巻きつけて接着します。
先端にゼリー状瞬着を着けて、ぐるっと巻きつけたら終端にも瞬着を着けて、並行を合わせてから中間くらいにも瞬着を着けて固定、の繰り返し。

効果的だけど、コストパフォーマンスはあんまり良くないです(笑)。


船体後部の第2主砲塔の前にはプラパーツで柵が再現されているんだけど、太いので0.3mmの真ちゅう線に置き換えました。
画像ではさほど差があるようには見えないけど、プラパーツのほうが1.5倍くらい太いです。

他にも爆雷軌条まわりをエッチングで再現したりなどの作業をしました。

残るは高角砲と艦載艇とマストくらい?


2012/06/14(木)

12.7cm高角砲もキット付属のものではなく、ハイディティールなファインモールドのナノドレッドシリーズを使います。
画像上がキット付属のもので、下に3つあるのがナノドレッド。
4コ入り1,260円とそこそこするけど、ベテランモデルのレジン+金属砲身+エッチングのものと比べると価格は1/3。
うーん、金銭感覚が狂うけどお買い得(笑)。


マストの組み立て。
ヤード部分だけ切除して、その部分をピンバイスで開口して0.2mmの真ちゅう線を挿してヤードにしています。
13号電探は以前買った5500t級のエッチングで余っていたのがあったのでそれを使いました。
マストはプラパーツの組み立てだけでも予想外に手間取りました。


2012/06/15(金)

9mカッター(手こぎボート)もキット付属のものではなく、ハイディティールなファインモールドのナノドレッドシリーズを使いました。
かなりのアップにも耐えられます。ファインモールドさまさまです(笑)。

塗装はまずタンで上面を塗装、その後隠ぺい力が高いMr.カラーGXのクールホワイトを エアブラシ用に薄めたものを筆塗りして、エナメルのフラットアースでスミ入れ。
船体は軍艦色です。
まだスーパークリアーつや消しでのコートをしていないのでツヤがあります。

・・・すぐ後ろにある探照灯もナノドレッドを使えばよかったなー。


2012/06/20(水)

内火艇と内火ランチはフライホークのエッチングでディティールアップ。
画像上が塗装前、画像下が塗装後です。
内火艇はキットのパーツの上面構造物を切除してエッチングを貼り付けてます。
内火ランチは幌がない状態を再現するために内部ディティールのあるプラ製の内火ランチの入ったピットロードの

「NE-02 日本海軍艦船装備セットII」というのも買ってます。
色んなハイディティールなプラパーツの装備品が入っているんだけど、内火ランチは2隻しか入っていないのでなんだかなーです(笑)。割と高いし(定価1,800円+税))

でもまあ、やりたかった幌なしランチが出来て満足。

残すは単装機銃×18個と空中線。
2012/06/21(木)

単装機銃×18コもまたしてもファインモールドのナノドレッドを使用。
画像で見るとキットのパーツとの差は歴然。
これでもサイズ的にはキットのパーツが決してダルい訳じゃないという。
恐るべしナノドレッド。
そして作業の最後を飾るのは毎度おなじみ空中線。
0.15号の金属テグス(あゆゲッター)を使用してます。

画像はメインマストの信号旗用のロープを再現するために伸ばしランナーの両サイドに1本ずつ金属テグスをゼリー状瞬着で着けたところ。2本1組で10組あります。
これから伸ばしランナーを輪切りにしてマストに接着します。

信号旗用のロープは個人的に一番メンド臭い作業です(笑)。






完成。


アオシマ1/700「練習巡洋艦 鹿島 リニューアル」完成画像

巡洋艦の中でも小さい部類だけど、結構大きい画像でも見られる程度には出来た感じ。

キット全長は約19cm。





アオシマ1/700「練習巡洋艦 鹿島 リニューアル」完成画像

後ろから。

塗り分けた木甲鈑もいい雰囲気が出てます。





アオシマ1/700「練習巡洋艦 鹿島 リニューアル」完成画像

真横から。







アオシマ1/700「練習巡洋艦 鹿島 リニューアル」完成画像

横からのアップ。







アオシマ1/700「練習巡洋艦 鹿島 リニューアル」完成画像

艦橋付近上から。







アオシマ1/700「練習巡洋艦 鹿島 リニューアル」完成画像

水面付近から。







アオシマ1/700「練習巡洋艦 鹿島 リニューアル」完成画像

という訳で、艦船モデル9隻目である練習巡洋艦 鹿島は、作業期間2週間、実作業日数10日で完成しました。


元々のディティールが細かいキットに更に色々エッチングをゴテゴテつけていった成果として、小さい模型ながら軍艦の巨大さがそれなりに実感できていい感じです。
ホースリールのホース再現や、船体の鉄板繋ぎ目表現、エッチングによる艦載艇のディティールアップなど色々新しいことを試せてステップアップも出来たと思います。
元々艦影が好きな香取型がクォリティの高いリニューアルキットとして出たのを知った嬉しさで迷わず買って作ったけど、 自分が完成させた艦船モデルの中でも一番気に入りました。

もう大満足です。

1/700鹿島で検索すると完成見本写真がたくさん出てくるので分かるんだけど、 このキット、ディティールアップしなくてもかなり見栄えがします。
うーん、アオシマ、見なおした(笑)。

さて、次は・・・作りかけの13号駆潜艇かな?
それとも・・・実はまた1/700の艦船をいくつかエッチング込みで買ってあったりするので迷ってます。



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