ピットロード1/35 「ロシア陸軍 B-4 M1931 203mm榴弾砲」製作記。



第二次大戦(独ソ戦)などで使われたソビエトの榴弾砲です。


【ロシア陸軍 B-4 M1931 203mm榴弾砲】

1/35プラスチックモデルキット


定価 5,040円(税抜 4,800円)
メーカー:ピットロード


パーツ群。
Aランナー。

車体のリベットを再現するためにスライド金型が使用されているのがわかります。



Bランナー。

ランナーがスッカスカなのはスライド金型のため。

Cランナー。


Dランナー。


Eランナー。

足回りなど。同じランナーが2枚。

Fランナー。

主砲まわり。

Gランナー。

分割式履帯。同じランナーが3枚。

ゴムタイヤ、ヒモ、エッチング、デカール。

この付属のエッチング以外に、メーカー純正でディティールアップ用のエッチングが別売であります。
今回はいらないと判断して買ってません。

砲兵フィギュア5体分のランナー郡。


2013/06/17(月)

早速組み立て。
このキットは車体全体に施されたリベットを再現するためにスライド金型を多用してるんだけど、 砲架の目立つ上面だけはスライド金型じゃない関係でリペットの中央にパーティングライン、さらに それを2枚貼り合わせるので合わせ目もできます。
これはもうちょっといい分割あったろと思う(笑)。
パーティングラインは消せるけど合わせ目は無理・・・リベット全部そぎ落として、全部平らにしたあとでリベット再移植という手もあるんだろうけど・・・。


とりあえずパーツを貼り合わせてあとで合わせ目を消すようなパーツを先に接着しつつできるところまで。
このリベットだらけのパーツ群が最高です。
2013/06/19(水)

足回り。
転輪が38(t)より多い(笑)。


全体を借り組んでみた。
うん、変な戦車みたい(笑)。
2013/06/20(木)

主砲まわりの細かいパーツを接着していく。
戦車みたいだけどオープントップどころか一切の防護板がないので色々見えて楽しい。
2013/06/29(土)

主砲の内側のライフリングはエッチングで再現。
板状のライフリングパーツをぐるっと丸めて入れ込みます。
口径の大きい大砲なのでそこそこ見た目の効果はあるかな?
2013/06/30(日)

いよいよ塗装。
まず下地としてクレオスのロシアングリーン2に黒を混ぜた濃いグリーンで塗装(画像上)して、その上から ロシアングリーン2に白を混ぜた明るいグリーンで、影を残す感じでエアブラシ(画像下)。


そしてエナメルの緑+黒を溶剤で思いっきり薄めて平筆で塗ったくってから、 溶剤を付けた綿棒で縦方向に拭き取る。練度要りません。簡単にいい感じに。


さらにドライブラシをしてデカールを貼って、全体にスーパークリアー光沢を吹きつけた所。
あれ、AFVってグロスでも行けるんじゃ?と思うくらいこれもアリな感じ。
2013/07/01(月)

楽しい履帯の組み立て(笑)。
面倒なので敬遠する人もいるけど、軟質素材のベルト式履帯より分割履帯派です。
このキットは軟質履帯じゃないことを確かめて買ったくらいです。


履帯は片側38コマを前後に2つに別れるように接着していって、 接着剤が完全に硬化する前にグルッと巻いてマスキングテープで前後を仮止め。

履帯は38コマでちょうどいいんだけど、接着するときにあまり隙間なくくっつけ過ぎると一周に若干足りなくなります。
ちなみに履帯は5コマ以上余るので無くしても安心です。




2013/07/02(火)

完成。


ピットロード1/35 「ロシア陸軍 B-4 M1931 203mm榴弾砲」完成画像

履帯と車輪をジャーマングレーで塗装してからエナメルの白にフラットアースを少々混ぜたもので派手にウォッシングして、
全体をスーパークリアーつや消しでコートして完成。



ピットロード1/35 「ロシア陸軍 B-4 M1931 203mm榴弾砲」完成画像

横から。

砲身含めて全長約31cm。非常に長いのがわかります。
この変な戦車みたいなフォルムに惚れて買いました。
車輪は取り外して射撃体勢にもできるんだけど、接着してます。


ピットロード1/35 「ロシア陸軍 B-4 M1931 203mm榴弾砲」完成画像

うしろから。

車輪がゴムタイヤじゃなかったらもっとよかったなーと。
このトレッドパターンならプラでいけたんじゃ?


ピットロード1/35 「ロシア陸軍 B-4 M1931 203mm榴弾砲」完成画像

あおり気味で。

カッコイイ。


ピットロード1/35 「ロシア陸軍 B-4 M1931 203mm榴弾砲」完成画像

という訳で、結構ちまちま短時間ずつ作業して実制作日数7日で完成しました。

初のソビエト兵器で風変わりな榴弾砲だったけど、非常に繊細なディティールも相まっていい感じに仕上がったかなーと。
パーツの合いは発売された年を考えるともうちょっと頑張ってよと思うけど(笑)。
相変わらずAFVはある程度組んでから塗装できるし、使う色も少ないし定番の塗装方法でそれなりに見栄えするので好きです。
ちなみにこのキットの価格の2割ぐらいを占めるかもしれない5体のフィギュアは今回は作りません(笑)。
とにかく、思い通りに仕上がって大満足です。

次は・・・この榴弾砲を引っ張るトラクターも出てるけど違うものを・・・(笑)。



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